米フロリダ州オーランドの水族館で
24日午後(日本時間25日午前)、
シャチのショーの最中、
シャチが女性調教師を襲って死亡させる事故が起きた。
この調教師は40歳のドーン・ブラチョワさんで、
シャチを知り尽くすベテランだった。
この水族館で最も経験豊かなベテランの1人だった。
ブラチョワさんがどのようにして死亡したのか詳しい状況は不明。
事故はショーが始まった直後に起きた。
目撃者の1人によれば、シャチは水面から跳び上がり、
ブラチョワさんの腰のあたりにかみついて水中に引っ張り込み、
ブラチョワさんを激しく振り動かしたという。
そのため、片方の靴が脱げたという。
事故発生後、観客は施設外に出され、水族館は閉鎖された。
しかし現地の郡保安官事務所の責任者は、
ブラチョワさんがシャチのいるプールに落ち、
1匹のシャチから致命傷を受けたとし、
シャチに引っ張り込まれたことは認めていないらしい。
AP通信などによると、
ブラチョワさんにかみついたとされるシャチは
オスで体重が約5トンで、91年と99年にも、
調教師を襲って死亡させたことがあったという。
ある海洋動物専門家は、結論を出すのは早すぎるとしながらも、
シャチは戯れていたのかもしれないと指摘したらしいが、日本では
考えられないし、
死亡事故がありながら、調教師が調教を続けるという心理
が知りたい。
→ムツゴロウ動物王国百科
昔、動物大国のムツゴロウさんがヒグマのどん兵と無人島で
暮らした体験記を読むっと、人間が自然の動物と対峙する
難しさが如実に表されていて、胸を打つ作品だったが、
シャチを調教することについて考えさせられた事故でした。
ラベル:シャチ に襲われ